2019年10月29日火曜日

ドラムって何から買ったらいいの?と迷った時に改めて考えてみたいこと

ある程度ドラムを続けた生徒さんから時々こういった質問を頂きます。

「楽器は何から買えばいいですか?
また、どんな物がおススメでしょうか?」




以前、ドラムを始めたての時はまず

スティックと練習台を手に入れることが必須

というお話をさせて頂きました。


関連記事:
ゼロから全部分かるドラムスティックの選定方法 ~前編~
ゼロから全部分かるドラムスティックの選定方法 ~後編~

ゼロから全部分かるドラム練習パッドの選び方 ~前編~
ゼロから全部分かるドラム練習パッドの選び方 ~後編~





そこから次のステップとして、
いよいよ自分の楽器を持たれるということで
おめでとうございます!

ただ、ワクワクする反面、失敗もしたくないもの。






一般的に
いきなりドラムセットの購入、
というのはハードルが高いので


1.スネアかペダルを買う→

2.両方手に入れたらライドやハイハットを買う→

3.シンバルを揃える→

4.ドラムセットを買う


という段階の人が多いのではないでしょうか。




私自身は初めて買ったのはフットペダルでしたが、個人的には

スネアから買うのがおススメ

だと思っています。


ドラマーの音の個性を出しやすいし、チューニングが勉強できるからです。









さて、ドラムの購入を迷った時は、改めて

ドラムとはどんな楽器なのか?

ということについて考えてみる良い機会なのかもしれません。






そもそも打楽器というものは

打ったり、踏んだり、振ったり、弾いたり、擦ったり

という様々な方法で鳴らせるもので


「体鳴楽器」

「膜鳴楽器」

に分類されます。







・体鳴楽器とは

楽器自体の振動によって音を発するものの総称

のことで、有名どころですと
鉄琴、木琴やカスタネット等が挙げられます。


学校で触ったことのある方も多いと思います(^^)


ドラムセットの中で使われるものとしては
シンバル類やカウベル等がこれにあたります。




・そして膜鳴楽器が

筒状のシェル(胴)にヘッド(革)を張った、いわゆる「太鼓」呼ばれるもので

これがドラムのことです。







意外と

自分が扱っている楽器が何者であるか?

という所へ普段意識が行きにくいものですが、


改めて考えてみると興味深くないですか?



関連記事:
楽器に詳しくなるために
◯◯でシンバルを守りましょう!
令和初のブログと、ハイハットについて







ドラムセットの歴史自体は100年位ですが、太鼓の歴史は

太古の昔から世界中で様々な

伝達の手段

として用いられてきました。



その辺りを記事にすると、とてつもなく長くなるので今回は割愛しますが
我々が打楽器の音に惹かれるのは

魂、遺伝子レベルでそういった情報が刻まれているから

ということもあるでしょう。


関連記事:
楽器演奏の効能



そういったルーツも深掘りしつつ

どうして自分はこの音楽が好きなのか?
何でこの音が好きなのか?

というようなことも、
考えていくうちに
人によっては見えてくるかもしれません。




自分の好みを把握しておけば
迷いは減るのではないでしょうか。



ということで、
今回は楽器購入に迷った時の考え方についてまとめてみました♪


また別の記事ではドラムを選ぶ時のポイントを
幾つか列記していきたいと思います(^^)


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2019年10月16日水曜日

「良い音」について考える

先日友人に誘って頂き、ライブハウスにライブを観に行った時に気になったことがありました。


それは

ドラムの音が耳について歌が聴こえない

というよくある現象に
久しぶりに遭遇したことが原因です(笑)





ドラムの音がうるさい→

自分の音が聞こえないからと、
ギター、ベース、キーボードが音量を上げる→

歌が聞こえないからマイクの音量を上げる→

周りの音量が上がったからドラマーが頑張って更に音量を上げる→



という負の連鎖です。。(笑)





ここで注目したいのは音量ではなく音色です。

なぜなら上手いプレイヤーの演奏は
音量が大きくても耳に心地良いし、他のパートの音も包み込むものだから。




ということで音楽や楽器における
音色について書いていきたいと思います。







関連記事として
「良いドラマーとはどういうことか?」
ということを考察したブログを以前書いたことがありますが
楽器の練習で成果を出すための思考法




今回は
良い音楽には良い音色であることが大切ですよね
というお話。




「何を当たり前のことを、、」

と思われそうですが、
何を持って良い音か?
ということを説明するのは意外と難しいことだと思います。





何故なら人によって
「良い音」に対する価値観が違うから。






例えば
スーパーやデパートに買い物に出かけた時に
店内でかかっているBGMに注目してみてください。

おそらくパソコンで作った
J-popやフュージョンがアレンジされたチープな音源が流れていますよね?
グルーヴもしていないしとてもビートが浅いと思います。

これはあえて安っぽい音楽を流すことで
気軽に手に入るお買い得感を演出する
という企業のマーケティングなんですよね。



高級ブランド店等のセレクトショップなんかでは
ビートの深いR&Bや、ジャズなどのブラックミュージックが流れているのではないでしょうか。
逆に高級感を演出しているわけです。





同じようなことが
アーティストやアイドル等の音楽性やプロモーションにも言えます。





勿論これは
どちらかが良くてどちらかが悪いという優劣の話ではありません。
世の中にはどちらも必要です。





ここで大事なのは自分が思う

「良い音」の基準、価値観をどこに置いているのか?

を改めて考えてみることが
まずは大切なことではないでしょうか。






楽器演奏の観点で言えば
どちらも表現出来たほうが良いですよね。



ただ、高級なものをわざとチープにするのは比較的簡単ですが、

逆の場合は
技術的な問題をクリアしないと実現するのは非常に難しい。




ここで言う所の深いビート、
ドラムにおける良い音とは
ピアニッシモからフォルティッシモまで

楽器とスティックをいかに綺麗に最大限鳴らせるか?
ということが関係してきます。

関連記事
ゼロから全部分かるドラムスティックの選定方法 ~後編~



言葉で例えるなら

・ずっとギャーギャー何か言っている
・ボソボソ喋って何を言っているか分からない

という状態は避けたいもの。



じゃあそのためにはどうすれば良いのか?
というと普段レッスンでもお伝えしているような

「基礎が大事」

という話に結局はなります。
やれることは無限にあります♪








勿論「良い音」の定義はジャンルによって適切なものが違ってきます。

ヘビーメタルとジャズとポップスでは
良いとされる音が違うのはお分かり頂けると思います。

この場合はざっくり言うと
TPOに合わせたアンサンブルが出来ること、でしょうか。

その場にマッチした音をチョイスできる耳と技術を持ち合わせていること。





ただ、どんなジャンルにしても耳に心地良い音というものはあると思います。

力んでいたり、基礎が足りていないと
音が汚くなって耳にも身体にも悪いし
長時間聴くのが辛くなってしまいますからね(^-^;








他にも

普段からどのような環境を採用して音楽を聴いているか?

というのも耳の良し悪しに関わってくる部分ではあります。

関連記事
楽器演奏の効能







以上、良い音について考察してみました♪


ライブで暴れるのも時には楽しいかもしれませんが

耳を育て基礎を大切にして
自分にも聴いてる人にも心地よい音楽、目指しませんか?


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2019年10月8日火曜日

楽譜を読めるようにするための最初のステップ

時々こういった質問を頂くことがあります。


「どうやったら楽譜が読めるようになりますか?」

私も音楽学校に入った時
周り皆が楽譜が読める中、自分だけ読めないでとても苦労した記憶があります(:_;)




初心者の方、
学校の音楽の授業はあまり勉強しなかった方、
コピーバンドからバンドを始めた方

等の人に多く見られるように思います。








個人的に思うのは
楽譜が読めない、という場合にまずクリアしておかなければならないのは

心理的障壁

だと思います。







だって自分がもし楽譜の読み書きが出来ない立場ならこう思いませんか?


(そもそもなんで楽譜が読めないといけないの?)

(いやー、なんとなく読めた方がいいのは分かるけど、別に必要に迫られてないし…)

(べつに楽譜なんてなくても演奏できるし。。)

(楽譜見ながら演奏するとかロックじゃねーし!)


…と(笑)






たしかに短期間で数十曲演奏する立場になかったり、

その場ですぐに演奏をしなければならないシチュエーションに遭遇したことがない場合は、

特に必要性を感じないかもしれません。



人間、必要に迫られないと中々行動に移せないものです。







さて、楽譜に苦手意識のある方は
そういった気持ちが潜在的にあるかもしれないな、ということを踏まえて
改めて

「なぜ譜面を読めたほうがいいか?」

を考えてみましょう。






・まずよく言われる一般的な見解から述べると

読んで書けた方が便利だから

です。
当たり前ですね(笑)




言語と一緒です。


日本で生まれ育って義務教育を修了した人で

「日本語はもう話せるんだしさ、べつに読み書きってできる必要ないよね」

と言う人はほぼいないはずです。







書いてあることが読めればインプットが早いですし、
書いて人に伝えたりとアウトプットも出来ます。


音楽という非言語コミュニケーション
音符に表すことによって可視化するわけですね。






譜面を読み書き出来た方が
長い目で見た時に演奏できる世界が広がる
のは言うまでもありません。





・そしてもう一つ大切なことが

世界中で通じる共通言語だから

です。




何度も曲を聴き直して耳でコピーした感覚で演奏することも大事ですし、
いつも同じメンバーと「あ・うん」の呼吸でやれる一体感が良い時も勿論あります。




ただ認識しておいた方が良いのは、
説得力のある演奏とは

一部の地域、一部のコミュニティだけでしか通用しない音符ではなく
いつの時代に、世界中どこに行っても通じる音符を出す

ということです。









よくあることなんですが
名前が売れていて有名なロックバンドマンが
普段と違うメンバーと、自分のバンドの曲じゃない音楽を演奏したらボロボロだった、
という現場を今まで何度も見てきました。


周りは標準語を喋ってるのに自分だけ訛りがひどかったら
コミュニケーションが一方通行ですよね(^-^;



まぁ世界には楽譜が読めなくても素晴らしい演奏をするミュージシャンも沢山いらっしゃいますが、
そういった天才は別として(笑)

一般的に、ということです。






ということで、楽譜を読めるようにするにはまず

「あ、音符が読み書き出来ないと本当にヤバいんだ」
「楽譜を読めるようになりたい!」

という気持ちを
心の底から思えるようになること
が最初のステップかと思います。






読譜も演奏と同じ熱量で取り組みたいものですね。





また別の記事で
楽譜を読めるようにするための具体的な方法を記述していきたいと思います。



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