2018年8月17日金曜日

楽器の練習で成果を出すための思考法について

突然ですが

良いドラマーに必要な要素って何でしょうか?



人によって答えは様々ですが、
そもそも良いドラマーってなんでしょう?
良い音楽家ってなんでしょうか?






楽器を始めたら上達したいと誰もが思うはずで
自分の中に良いドラマー像があって、
そこを目指していくからこそ上達していけると思います。


自分で設定した良いドラマー像が歪んでいると、
思わぬ方向に進んでしまうことになりかねません。



例えば

「俺はメタル一筋だ!」

と言って

「ツーバスを速く踏むことだけが全てだぜ!」

といった練習のやり方を採用していたら
音楽的には良いプレイヤーになっていきにくいと思います。


勿論その分野で世界一になるくらいのポテンシャルがあれば、
そちらを目指すことも否定はしませんが(^-^;


どちらかというとそれは
音楽というよりスポーツに近いのかなと、感じる部分ではあります。







今回の記事では楽器を演奏し上達していく上で、
どういう物事の捉え方をすれば良いのか、
ということをテーマに書いていきたいと思います。











・練習とは

「何をやるか」

ではなく

「何をどう練習するのか」

が大事。




二人の人間が同じレベルから楽器を始めたとして、
同じ練習メニューをこなした場合

当然1ヵ月後にはある程度差が付きます。



何故全く同じメニューをこなした二人に差がついたかと言えば、
それは単純に練習に費やした時間や反復量は勿論ですが、
二人のメニューのこなし方に違いがあるからです。



学校等でもそうでしたが、
同じ先生から同じ教科書を使って授業を受けても
成果が全く違ったりしますよね(^-^;



同じ本を読み、同じ音楽を聴き、同じ映画を観たとしても、

人によって読み取る箇所が全然違ったりするわけです。





楽器練習においては

どういった練習状況を選んで、
その中で何を用いて、何を感じ、
何を考えて練習に取り組んだか?


ということです。






例えば極端な例ですが、



・騒音が多い場所や10分に一回は人に話しかけられて

練習が中断されてしまうような場所で練習に取り組み、

バランスが悪い折れかけているスティックで、

メトロノームも使わず、
プラクティスパッドではなく雑誌や枕を叩き、

どこかからカレーの匂いがして(晩御飯はカレーかなぁ)と感じながら、

(とりあえず先生に言われたからこのメニューやっておくかー)

と考えながら
言われたことだけやっておく。




という環境を作った場合上達していきにくいと思います(笑)

ちょっと笑ってしまうような例えですが、
実際これに近いやり方をする方もいらっしゃいますからね?(*_*;








成長する者としない者の違いは「考え方」にあります。






成長していくための物事の考え方ってどういうことでしょうか?





上達するためには
音楽的な様々な能力を高めていく
必要がありますよね。


音楽的な様々な能力ってなんでしょう?
良いドラマーの要素を考えてみましょう。




・必要な要素

リズムへの理解力

リズムに対する知識や理解度のこと。
拍子や音符、テンポへの理解、
見聴きし、叩き、様々なリズムパターンを正確に把握する力

技術/テクニック

物理的にスティックやペダルを操る力

リズム感/グルーヴ感

様々なリズムを正確に感じ取って楽器で表現する能力。
そしてそのリズムに「のる」力。
グルーヴ力とも言えます。

テンポ感

演奏するリズムや曲を一定のスピードに保つ力、
体の中にある感覚や感情を一定のサイクルにして表す力。

聴く力

自分の出す音、周りの人間が奏でる音、
音楽を始め世の中のあらゆる音を聴く能力。


アンサンブル力

自分の音を周りの音に同調、調和させる力。
波長を合わせる能力。
コミュニケーション能力も含まれます。



・重要な基礎要素

表現力

自分の感情、考え、思い等を音や動きや表情で観ている人達に伝える能力。
心的状態や志向を外面に表す力。

集中力

力や精神を一箇所に集め注ぐ能力。
一つのことに焦点を合わせ的を絞る力。

創造力/発想力

思いつく能力。自分に合った練習方法を考え出したり、新しいものを作り出す力。

洞察力/観察力

手本となる人の演奏を観聴きしして学び取る力。
生活上のあらゆることから成長するためのエッセンスを発見する力。
事の本質を見通す力。




挙げればきりがないですよね。。笑


人によっては
「もっとあるでしょ」とか
「もっとシンプルでいいでしょ」
と思う方もいらっしゃると思いますが、勿論これが全てではありません。





10個ほど要素を挙げてみましたが、
良いドラマーになるにはそういった一つの要素に偏らず
それぞれの能力や感覚を
バランスよく伸ばしていくことが重要だと思います。





例えば

どんなに手足が動いても、テンポ感がガタガタで周りの音を聴かず、
メロディやハーモニーを無視したプレイで、アンサンブル出来なければ
長期的に音楽をしていくことは難しいでしょう。


もしくはどんなに頭の中で極上の音楽が鳴っていても、
その音楽を構成しているものへの理解や、
表現する技術が無ければ人には伝えられません。


はたまた楽譜に書いてあることをすぐに叩けて、難なく色々な曲を演奏出来ても
気持ちが入っていなくて心ここにあらず、
つまらなそうに演奏していて性格が悪くメンバーとの仲は最悪、、
といった具合では観ている人にとっては気分の良い音楽ではないでしょう。




バランス良く成長が出来ると楽なんですよね(苦しくない)




私が良くレッスンで生徒さんにお伝えしていることの一つは
「良い音で良いリズムを奏でること」
としていますが、これは上記のようなことを集約しているんですね(゜-゜)




漠然と練習するだけでなく、
今は自分のこの部分を伸ばすための練習なんだ
と意識すると取り組み姿勢や目的意識が変わってくることと思います。



各要素の具体的な伸ばし方については今後もレッスンやブログ等で発信していきます♪



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