2019年10月16日水曜日

「良い音」について考える

先日友人に誘って頂き、ライブハウスにライブを観に行った時に気になったことがありました。


それは

ドラムの音が耳について歌が聴こえない

というよくある現象に
久しぶりに遭遇したことが原因です(笑)





ドラムの音がうるさい→

自分の音が聞こえないからと、
ギター、ベース、キーボードが音量を上げる→

歌が聞こえないからマイクの音量を上げる→

周りの音量が上がったからドラマーが頑張って更に音量を上げる→



という負の連鎖です。。(笑)





ここで注目したいのは音量ではなく音色です。

なぜなら上手いプレイヤーの演奏は
音量が大きくても耳に心地良いし、他のパートの音も包み込むものだから。




ということで音楽や楽器における
音色について書いていきたいと思います。







関連記事として
「良いドラマーとはどういうことか?」
ということを考察したブログを以前書いたことがありますが
楽器の練習で成果を出すための思考法




今回は
良い音楽には良い音色であることが大切ですよね
というお話。




「何を当たり前のことを、、」

と思われそうですが、
何を持って良い音か?
ということを説明するのは意外と難しいことだと思います。





何故なら人によって
「良い音」に対する価値観が違うから。






例えば
スーパーやデパートに買い物に出かけた時に
店内でかかっているBGMに注目してみてください。

おそらくパソコンで作った
J-popやフュージョンがアレンジされたチープな音源が流れていますよね?
グルーヴもしていないしとてもビートが浅いと思います。

これはあえて安っぽい音楽を流すことで
気軽に手に入るお買い得感を演出する
という企業のマーケティングなんですよね。



高級ブランド店等のセレクトショップなんかでは
ビートの深いR&Bや、ジャズなどのブラックミュージックが流れているのではないでしょうか。
逆に高級感を演出しているわけです。





同じようなことが
アーティストやアイドル等の音楽性やプロモーションにも言えます。





勿論これは
どちらかが良くてどちらかが悪いという優劣の話ではありません。
世の中にはどちらも必要です。





ここで大事なのは自分が思う

「良い音」の基準、価値観をどこに置いているのか?

を改めて考えてみることが
まずは大切なことではないでしょうか。






楽器演奏の観点で言えば
どちらも表現出来たほうが良いですよね。



ただ、高級なものをわざとチープにするのは比較的簡単ですが、

逆の場合は
技術的な問題をクリアしないと実現するのは非常に難しい。




ここで言う所の深いビート、
ドラムにおける良い音とは
ピアニッシモからフォルティッシモまで

楽器とスティックをいかに綺麗に最大限鳴らせるか?
ということが関係してきます。

関連記事
ゼロから全部分かるドラムスティックの選定方法 ~後編~



言葉で例えるなら

・ずっとギャーギャー何か言っている
・ボソボソ喋って何を言っているか分からない

という状態は避けたいもの。



じゃあそのためにはどうすれば良いのか?
というと普段レッスンでもお伝えしているような

「基礎が大事」

という話に結局はなります。
やれることは無限にあります♪








勿論「良い音」の定義はジャンルによって適切なものが違ってきます。

ヘビーメタルとジャズとポップスでは
良いとされる音が違うのはお分かり頂けると思います。

この場合はざっくり言うと
TPOに合わせたアンサンブルが出来ること、でしょうか。

その場にマッチした音をチョイスできる耳と技術を持ち合わせていること。





ただ、どんなジャンルにしても耳に心地良い音というものはあると思います。

力んでいたり、基礎が足りていないと
音が汚くなって耳にも身体にも悪いし
長時間聴くのが辛くなってしまいますからね(^-^;








他にも

普段からどのような環境を採用して音楽を聴いているか?

というのも耳の良し悪しに関わってくる部分ではあります。

関連記事
楽器演奏の効能







以上、良い音について考察してみました♪


ライブで暴れるのも時には楽しいかもしれませんが

耳を育て基礎を大切にして
自分にも聴いてる人にも心地よい音楽、目指しませんか?


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