しかし見てくれている方がいらっしゃるみたいで、ありがとうございます。
最近の活動ですと、また劇伴レコーディングに参加させて頂きまして、
6/6~6/30まで新国立劇場にて上演中の舞台
『オレステイア』
の劇中曲にドラムで数曲参加させて頂きました。
こちら観に行かせて頂きましたが、すごく良かった。。
専門家でもないのに色々語ると、にわか臭がするのであまり語らないようにしますが(笑)
4部構成4時間半という脅威の長さでしたが、すごく楽しめました。
役者さんやスタッフさんに頭が下がります。
また、舞台関係ですと8月に日英演劇アカデミー国際交流公演という、
新国立劇場演劇研修所とマンチェスター・メトロポリタン大学演劇学校の合同公演がありまして
そちらにドラム/パーカッションで参加させて頂きます。
アゴタ・クリストフの『怪物/The Monster』という戯曲です。
こちらもとても楽しみです!
さて近況報告をさせて頂いた所で、今回のドラムブログではハイハットについて説明していきます。
というのも、ドラムを始めたての方から時々こういった質問を頂くからです。
「ハイハットってなんで左側にあるんですか?」
確かに右手でよく叩く楽器なのに手をクロスして叩くのは非効率的に感じるかもしれませんよね、
気持ちは良く分かります。
これは現在のドラムセットがどういった経緯で出来上がっていったのか
という部分を辿ると分かり易いと思います。
元を辿ると、そもそも昔のドラムセットにはまだハイハットシンバルがなく、
左足で音を出すということがありませんでした。
こちらの動画がとても参考になります。↓
※こちらの動画のドラマーは左利きですのでご注意を!
ジャズ発祥の地、ニューオーリンズの伝統的な演奏スタイルではスネアでビートを刻み、
その後スネアだけよりもスイング感が表現しやすいことに気付いたドラマー達は
ビートの中心をシンバルへと移していきました。
ということで初めに右手でシンバルでの演奏を行っていたんですね。
そして1920年頃、当時の人気ドラマーベイビー・ドッズが演奏している時に
規則的に左足が動いてることに、あるお客さんが気付きました。
彼は
「せっかく動かすんだから何かに使えないか?」
と考え、ドッズの足の寸法を測って帰ったそうです。
※因みにこの時のお客さんが有名なドラムメーカーLudwigの創始者、ウィリアム・ラディックだと言われています。
後日彼はスプリングを使って左足で2枚のシンバルを叩き合わせる
ペダル付きのシンバル「ソック・シンバル」
を持ってきて、
ドッズはそれを気に入って使い、他のドラマーも追随しました。
背が低いシンバルだったので「ロー・ボーイ」とも言います。
これが後の「ハイハット」なんですね。
ローボーイはスタンドの背が低く、手で叩くことが出来なかったため改良が加えられ、
スタンドの背を高くして手でも叩けるようにして
「ハイハット」
が誕生し、
現在のドラムセットの原型が確立しました。
ハイハットが誕生してからリズムの刻みに実に多く使われるようになりましたとさ。
いかがでしょうか?
ざっくりとした解説にはなりましたが、今の四肢を使った演奏にはこのような背景があるんですね。
楽器に人の歴史あり、こういうことを調べるのも面白いですよね!
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