2018年7月27日金曜日

ペダルの踏み方を分かりやすくまとめてみました

他の楽器とドラムセットの演奏で大きく違う部分の一つとして、
フットペダルやハイハットペダルを使って

足で演奏すること

が挙げられます。

関連記事
令和初のブログと、ハイハットについて


元々バスドラムは他の打楽器と同様に手で演奏されていたものですが、
1900年代初頭にフットペダルが開発されて足での演奏が可能となりました。



こちらの動画が参考になりますので良かったらどうぞ!

History of the Drumset Part-1

History of the Drumset Part-3





さて、ペダルの踏み方ですがどんな踏み方が良いかというと

自由です!

良い音で良いリズムであればどんな踏み方でも構わないと思います、が!

例によってそれだと記事にならないので解説させていただきます(^-^;






まずペダルを踏む足の位置は母指球を意識すると良いと言われています。


母指球は武道等でも重要視されている部分ですね。


または指のつけ根全体、内側足根小球(ないそくそっこんしょうきゅう)
で踏むのが演奏しやすいでしょう。



なんだか植物の名前みたいですね(゜-゜)






次にペダルの踏み位置ですが、

フットボードの一番前の方を踏むと

ビーター
(ペダル先端の棒の部分。
スティックの代わりになるもので、長さや角度や材質で大きく音が変わります)

があまり返らないため、細かいコントロールはしやすいのですが
大きい音量は出しにくくなります。


逆にフットボードの後ろの方を踏むとビーターが大きく振れるため、
大きい音量が出しやすくなりますが、
コントロールが難しくなります。





個人差もありますので色々試してみることをおススメします(^^)v






さていよいよペダルの踏み方ですが、大きく分けて

ヒール・ダウン奏法

ヒール・アップ奏法

の2つがあります。






・ヒールダウンはかかとがペダルに着いた状態でつま先を上下に動かす踏み方です。


かかとをペダルにつけたまま、足首から先がフットボードに着いた状態で踏み込みます。

初めのうちはすねの筋肉等が痛むと思います(*_*;
沢山踏んでドラム筋を鍛えていきましょう♪

足がフットボードと密着しているので、ビーターの繊細な動きが可能です。



因みに姿勢をキープするのに腰と両足の3点で身体を支えられるので、
腰への負担が軽い奏法でもあります。

ヒールダウンでバスドラを踏んだ時の音は
柔らかい音色や豊かな低音が出しやすいため、

ジャズやボサノバ等のアコースティックサウンドにマッチしやすいです。







・ヒールアップはかかとを上げて踏む奏法です。


膝を持ち上げ、かかとをペダルから持ち上げます。

次にフットボードやビーターがフラフラしないように、
つま先は軽く触れたままで持ち上がった足を
足の重みを使って下へ落とします。

という一連の流れです。



足の重さを乗せやすいためアタック感や大きい音が出しやすく、
足首を使った速いフレーズも演奏しやすいので

ロックやポップスにマッチしやすい踏み方となります。





勿論ヒールダウンで大きい音も出せますし、
ヒールアップで柔らかい繊細さも表現できるので
この限りではありません。



スティックコントロール同様、出したい音によって動きが変わってきますが、
まずこの2つの奏法を押さえておくと良いでしょう♪



参考にして頂ければ幸いです(^^)/



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2018年7月26日木曜日

グリップ上手になって表現力を付けましょう!

今回はマッチド・グリップの3種類の構え方、
特色や考え方について投稿させて頂きます。


マッチドグリップってなに?
という方は前回の記事

を参照ください♪





ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが
マッチドグリップには大きく分けて三種類

ジャーマン・グリップ

フレンチ・グリップ

アメリカン・グリップ

の三つがあります。




この三つのグリップですが
各グリップごとにサウンドの違いや演奏しやすさの違いがあり
使い分けることで、
ドラムセットでの効率の良い動きやニュアンスの変化が付けやすくなるんですね。




・ジャーマングリップは手の甲が上に来る状態でスティックを構えます。

手首を使ってスティックを大きく振りやすくなるので、
太い芯のある音を出しやすいグリップになります。





・フレンチグリップは親指が上に来る状態でスティックを構えます。

細かく繊細な音のコントロールに有利なグリップです。
親指がストッパーになって残りの指で微妙なコントロールがし易いんですね。






・アメリカングリップはジャーマンとフレンチの中間でスティックを構えます。

オールマイティに使えて使用頻度の高いグリップです。






「最初はどの持ち方が良いんですか?」
という質問をよく頂きます。
お答えしますと

初心者の方には最初はアメリカン・グリップを推奨しています。

手首を使えるし、
親指と人さし指の間からスティックを振り上げることが出来るので、
振り幅自在ですし、他の指も使えます。





ジャーマングリップも手首を上下に振れて、
大きい音を出しやすいので個人的にはおススメです。




そしてフレンチグリップですが
今までレッスンで初心者の方を見ていると、
楽器初心者ですと、指を使う感覚が初めは無い方が多いためか
腕や肘だけを使って叩いてしまう傾向にあるようです。


フレンチグリップで構えると
親指が上向きでスティックを抑えているため、
手首を使う感覚が身に付きにくいようなんです。


手首と指も使うことを意識することから始めましょう^^






さて、この三つのグリップですが

この時は必ずこの握り方!

と決まっているわけではなく
実際の演奏では、
ドラマーは音楽の場面によって
欲しい音のイメージを持って切り替えて叩いています。




大事なことは
「このグリップでこの叩き方だから、この音が出る」
ということより、




「この音が欲しい」

という欲求が最初に頭の中にあって

「出したい音のイメージを持って叩いた結果この持ち方になってた」

という順序と考え方が大切なのではないでしょうか!






とは言っても最初は

音のイメージが分からない

という方もいらっしゃると思うので、
まずこの三つのグリップでドラムを叩いてみて
音のイメージを持ってみたら良いのではないでしょうか♪




YouTube等で好きなドラマーがどんなグリップで叩いているか
観察してみると面白いですよ(^^)


以上、マッチドグリップの三種類について触れさせていただきました。
何か参考になれば幸いです(^^)/





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2018年7月19日木曜日

まずは押さえておきたい、スティックの各部分と持ち方!マッチド・グリップ編

今回はスティックの持ち方について書かせていただきます♪

レッスンの初めにはスティックの持ち方の説明を必ずしますし、経験者の方でも見直しが必要な場合には解説させていただいています(^^)


結論から言うと
スティックの持ち方は自由です。
良い音で良いリズムであればどんな持ち方でも構いません。


。。しかしそれだと説明にならないので、ここでは一番定番とされるトラディショナルな持ち方を説明させていただきます!




まずはスティックの各部分の名称から。

スティックの先端を「チップ」
チップの下部を「ショルダー」と言います。

この二ヵ所は演奏でよく使い分けますよ!

グリップする部分の一番端の所を「スティックエンド」といいます。
スティックの端なのでスティックエンドです。




1.まず人差指の上にスティックを乗せてバランスの取れる場所を探します。
この場所のことを「バランスポイント」といいます。



2.次にバランスポイントからスティックエンドまでの距離を3等分してください。
3等分したらスティックエンドから3分の2の場所(バランスポイントから3分の1の場所)を親指と人差指でつまみます。
人差指は第一関節あたりでつまむイメージです。

※よくスティックの3分の1の場所を持ちましょうという解説をお見かけします。
それも間違いではありませんが、スティックには個体差がありますのでこちらの持ち方を推奨しています。
何にせよ、リバウンドを活かすことを目的としています。



3.他の指を添えます。
叩く時に小指が離れる人が多いので、カラオケのマイクのようにならないように気を付けましょう(^-^;
握りこまず、全ての指で包み込むようにグリップします。



これが一番定番の「マッチド・グリップ」の持ち方です。



モダンドラマーには親指と中指支点の人も大勢いますし、
ロックドラマーにはスティックエンドから3分の1位の場所でスティックを握って長く持つ人もいます(ハードヒットしやすいため)
ですので、コレ!という絶対の正解はありません。

一つの基準として、物差しとして知っておいていただければと思います。



因みにスティックの持ち方には大きく二つに分けて、「マッチド・グリップ」と「レギュラー・グリップ」(トラディショナル・グリップ)があるのですが、
マッチドグリップは左右同じ音を出すことに適しており、大きい音量を出すことに有利なグリップです。

レギュラーグリップは繊細なタッチや、ジャズ等で使う左右で違ったニュアンスを表現することに有利なグリップなんです。



以上、スティックの持ち方、マッチドグリップ編でした!
何かの参考にして頂ければ幸いです♪




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2018年7月3日火曜日

ゼロから全部分かるドラムスティックの選定方法 ~後編~

こちらの記事は、前回の記事
ゼロから全部分かるドラムスティックの選定方法 ~前編~
の続きになります。




4.左右の重さと状態を調べる


大抵の場合スティックは2本で1セットで売っていますが、

「同じメーカーで同じサイズなんだから
左右対称でしょ?」

と思ったら大間違いなんです(;'∀')



スティックは木で出来ている以上必ず個体差があります。
まずお店に置いてある計量器で左右の重さを測ってみましょう。


私の基準では誤差1グラムくらいなら良いかなと思います。
ひどいものは誤差8~10グラムのものもありますから気を付けましょう。





次にスティックを平らなところで転がしてみましょう。


スティックは木である以上湿度など環境の影響を受けます。
つまり歪んでしまうことがあります。

平らなところで転がし、何の抵抗もなくコロコロ進めば問題ありません。


歪んでいる場合クッルンクッルンと少しスムーズに転がらなかったり、
スティックの見た目が若干右か左に曲がっているものがあります。


そうなってくるとスティックコントロールの精度が落ちてしまい、
上達への妨げになるので選ばないようにしましょう。





そして木目を見ること。

木目が斜めに入っているものはそのラインに沿って折れやすいので注意しましょう。







5.左右の音質を聴き比べる

慣れてくるとここが一番重要です。


ここは経験者の方でも見落とすポイントですが、
お店にある試叩用パッドで
左右のスティックを叩き比べてみてください。

※この時どちらも利き手を使ってあまりスティックを握りこまず、
同じ場所を同じ叩き方で叩いてみてください。



大抵の場合、音の高低差があるはずです。
これはスティックの木の密度が違っていて起きる現象なんですね。


つまり左右のスティックで音色が違うということ。

ですので、なるべく音の高低感が同じものをチョイスするようにしましょう。






以上、スティック選びの大切なポイントを挙げさせて頂きました。




スティック一つとっても膨大な種類がありますよね。

というのも本当にスティックによって
ドラムの音が変化して演奏の質が大きく変わるんです。


ドラマーが最初に買う楽器がスティックなんです!




ですのでネット通販などではなく、
自分で触って叩いて選ぶことをお勧めします。



勿論スティックの選び方は絶対こう、というものはないので
最終的には自由ですよ!


迷わないための選び方の一つとして参考にしていただければ幸いです(^^♪




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