ドラマー、打楽器奏者の鈴木佑です。
若い方以外にも、
「大人になってからドラムを始めたい!」
という方にレッスンさせてもらうことが多々あります。
そんな中
「始めるのが不安で、億劫で…」
という意見を頂くことがあります。
確かに、年齢を重ねるほど新しいことにチャレンジする意欲が減退する気持ちは
分からなくはありません(^-^;
どの位の人が大人になってから音楽を始めているのでしょう?
大人になってから楽器を始める意義はあるのでしょうか?
関連記事:楽器演奏の効能
結論、
今日が人生で一番若い日、
今から始めましょう!
と私は言いたいですが
周りの目を気にするのも日本人の国民性。
今回の記事では
大人になってから楽器を始めたい人がどれ位いるのか
というテーマで記事を書いていきます。
読む人の励みになれば幸いです(^^♪
・楽器をやりたい大人はどれくらいいるか?
「機会があれば楽器をやってみたい」
と考えているそうです。
日本の20~59歳の人口は大体6200万人ですから
その3割となると、統計上
約1860万人が楽器をやってみたいと考えているということです。
実際、これらの年代で楽器演奏を
「趣味・娯楽」としている人口は約640万人とのことで、
1860万-640万=1220万の人が
楽器をやってみたいけど、やれていないということになります。
さらに日本に4300万人以上いる60歳以上の方で、楽器をやりたい人も多くいて
この年代層が現在音楽教室に通い始めたりしています。
これらの層の潜在人口が若い層より低く見積もって2割だとしても
約860万人。
つまり
20歳以上の大人全体の
楽器をやってみたい人間の潜在人口は約2000万人に及ぶことになります。
これは中々大きい数字ですね!
しかし実際の習っているレッスン生の数を調べると
大手のヤマハ大人の音楽レッスンで約11万人、
早くから大人向け教室に力を入れ、
ショッピングセンター等でよく見かける島村楽器音楽教室が約3万人。
その他の教室、スクールや、
バンド活動、アマチュアオーケストラで活動している人を全て足しても
おそらく50万人に及ばないことが分かります。
・日本における音楽という習い事の変遷をたどってみる
そもそも西洋音楽がどのように日本に広まっていったか。
西洋音楽が本格的に日本に伝わってきたのは、明治初期までさかのぼるといわれています。
明治16年(1883年)、のちの初代総理大臣となる伊藤博文が洋行中にピアニスト、作曲家として著名なフランツ・リストを日本に音楽講師として招こうとしたこともあったとか。
フランツ・リストは当時すでに73歳と高齢で、この話は流れたようですが
この頃から戦前までの、ごく限られた上流階層のみが家庭教師から教わることが出来た時代が日本の音楽教室の原点といえます。
戦後、バイエルを教本とした個人レッスンが行われるようになったのが本格的な音楽教室の幕開けと考えられます。
次の段階として、ヤマハ音楽教室やカワイ音楽教室が拡大展開し急速に子供の音楽教育が普及していった時代になります。
この頃の音楽教室といえばほとんどがピアノ教室で習っている生徒の大半は女の子でした。
よく昔の映画や漫画などで男の子がピアノを弾いてると
「やーい、男のくせにピアノなんてやりやがって!軟弱ものー」
なんてセリフがあるような時代ですかね。今では考えられません(^-^;
そして現在老若男女、習う目的も人それぞれ、
ジャンルも楽器も色々な種類を好きな場所で学ぶことができる時代となりました。
この大きな変化の背景としては少子高齢化や労働時間の短縮、女性の社会進出などによるライフスタイルやニーズの変化が考えられます。
様々な楽器や歌をエイジレスでジェンダーレスに、なおかつ健康、婚活、ビジネスなど多様なニーズや目的にまで応えられるようになってきているといえます。
音楽業界もそういったことをどんどん取り入れてるわけですね。
・日本における音楽の習い事の市場規模は?
少し前のデータになりますが
総務省「平成28年経済センサス_活動調査」
によれば、音楽教室の月謝の年間合計は約1200億円とのこと。
平均月謝を約1万円として、レッスン生数は日本で約100万人ということになります。
その中でも、
先述した通り大人は50万人に満たない、ということで
子供の方が多いでしょう。
20歳以上の楽器を習いたい潜在人口約2000万人
に対して50万人以下はあまりに少ない数字ですよね。
もし2000万人が新たに楽器を習い始めたら
月謝合計は約2兆4000億円。
日本は世界一の音楽教育大国になるかもしれません。
楽器を始めること、音楽を習うことは
日本の社会全体に対する大きな経済貢献になることも示している数字ですね♪
一方で同調査によれば
パチンコに19兆4000億円、
競輪競馬等に2兆2000億円のお金が使われているそうで。
…どうでしょう?
お金の使い方に工夫が必要だと感じたのは
私だけじゃないはずです。
日本の消費構造が
より文化的方向に変わることを願うばかりです。
まぁそのためには我々音楽家も
文化芸術、音楽や楽器の魅力を伝えられるよう
まだまだ頑張らねばいけないなと思います。
いかがでしたでしょうか。
想像以上に音楽や楽器に興味のある人って多いですよね。
自分だけじゃないんだ!と勇気が湧いてきたところで
早速楽器を始めちゃいましょう♪
因みにドラムは叩くとすぐに音が出るし、
スティックだけで始められるので
入口としては取っ付きやすいですよ(笑)
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